エジプトのケース

エジプトの警察事情ってどうなの?

ピラミッドやスフィンクスで、日本にとっても馴染みが深いと言われているエジプト。
ピラミッドのミステリアスな魅力は、今も私たちの気持ちをとらえて離しません。ピラミッドは今もほとんど謎が解明されておらず、最近も新しいお墓が見つかったと言われていますよね。
そんなエジプトは、日本から見ても行ってみたいと思える国の一つです。

そんなエジプトの警察ですが、実はとっても難しい事情を抱えています。
近年、エジプトでは市民によるデモが本当に多く起きており、その弾圧が警察により行われています。
この弾圧の方法が問題で、デモを起こした市民たちへの暴力や催涙弾の使用、放水、時には什器を使って抑え込むこともありました。

日本をはじめ他の国でもデモが起きることは多々ありますが、それでも銃器を使ったり催涙弾を投げたり、ということはありません。なるべく暴力を使わない、そういう解決の仕方を模索します。
しかし、エジプトではこのような警察の弾圧方法が当たり前に行われており、それに世界から批判の声も上がっていました。

そして、エジプト警察の労働組合が国に対し「デモの弾圧に警察を使わないでほしい」という集会を開いたのです。警察官も、たとえ仕事であっても市民に対して銃を向けたり、催涙弾を投げたりということをしたいわけではありません。警察だって市民なのですから、市民に対して暴力を使いたくないというのは理解できますよね。
「もうデモがあっても弾圧はしたくない、暴力はふるいたくない」。
そういう訴えを警察が起こしたのです。これは、警察が抱えるとても複雑な事情をあらわしているのではないでしょうか。

警察の虐待が問題になるケースも

エジプト警察の市民に対する過激な対応は、以前から指摘されていました。
以前は服を脱がせた男性市民に暴行を加え、引きずり回したという動画が公開され、世界中から「酷すぎる」という批判を浴びました。
この動画は世界中を驚嘆させましたが、エジプトでは本当に良く行われていることです。
非常に残念なおとではありますが、こういったケースが当たり前になっている警察だから市民からはよく思われていません。このあたりは、エジプトが抱える問題点といってもいいかもしれませんね。

市民を守るはずの警察が、一方では市民を苦しめるだけの存在になってしまっているということ。
そのことを、しっかりと考えての改革が望まれています。
警察が暴力をふるうことをやめないと、市民がそれを守ることはできません。
今後、エジプトの警察が変わっていき、本当の意味で市民を守ることができるように。また、市民から信頼される存在になる様に願いたいものですね。

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