スイス

スイスといえば、永世中立国として勉強をした事もあるかと思います。
永世中立国と聞くと、とても平和的な思想を持っている国なのだという印象を持ちますが、それは大きな間違いです。
スイスにも立派な国軍があり、男子は20歳から30歳までに徴兵制度が課せられます。
女性も任意ながら徴兵制度があります。

いざという時は焦土作戦も辞さない覚悟で望んでいるということです。
スイスにおける永世中立国という思想は、他国を戦争で攻めないということよりも、他国からの過剰な内政干渉を嫌うという理由があるようです。

入国審査が必要

そんなスイスですが、国軍と並んで、治安の要となっているのが警察です。
スイスの警察はありとあらゆるところに配置されています。
お隣のフランスやドイツはEUに加盟しているため、国境の警備もかなりゆるめで、国境を越えるという緊張感は皆無に等しいのです。

しかし、スイスの国境というのは、陸路の国境越えの際にも、空路での国境越えの彩にも、必ず入国審査を行います。
そんなスイス警察ですが、あるものを使って犯罪防止に取り組んでいるそうです。
それは、大手検索エンジンが提供している、空から自分の住んでいるところを見られるというアプリケーションです。
わたしも、これで自分の近所や行ったことのない外国を見たりしています。

マリファナや覚せい剤

では、どんな犯罪防止に取り組んでいるかというと、大麻です。
大麻というのは違法薬物の入口のようなもので、ここからマリファナや覚せい剤など、どんどん効き目の強い薬物へと移行をしていきます。
この薬物取引で得られた収入というのは、多くが犯罪組織に流れ、彼らにとっての重要な資金源となっています。
そんな資金源を断つべく、スイス警察がこの空から映像を見るアプリケーションでどうするというのでしょうか。

別に、このアプリケーションで大麻取引の瞬間をおさえるというわけではありません。
さすがにそこまでの制度はありませんし、生中継ではありませんので、それは不可能です。
スイス警察が目をつけたのは、大麻の畑です。
大麻の畑というのは、ポピーに似た植物だそうです。
日本のどこかでも、ポピーかと思ったらけしの花で、それらを一斉に引っこ抜いたという話がありました。
スイス警察の方でも、当初は大麻を見つけるためにこのアプリケーションを使っていたわけではないそうです。

大麻草の発見

しかし、見ていくうちに怪しい農地を発見しました。
その場所へ摘発に行ってみると、そこは一見するととうもろこし畑ですが、それはあくまでも畑の外周部分だけで、中には大麻草がびっしりと栽培されていたということです。

空から見ると、とうもろこしと大麻草の違いは明らかでその結果1トン以上もの大麻が押収されて、何十人の犯罪者が逮捕、約90万ドルの現金や貴重品類を押収したということです。
ネット上には様々な便利なサービスがあります。
これを悪用すれば犯罪の有効なツールになりますし、上手に利用すれば、このように犯罪防止にもなるんですね。

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