フィンランド

フィンランドというとフィヨルドとオーロラといった大自然を有し、トナカイに乗ったサンタが暮らす平和な国というイメージがあります。
確かにフィンランドの国民はのどかで、のんびりした人が多いかもしれません。

のんびりした警察官?

もちろん犯罪や交通事故が起こらないわけではありませんが、警察官といえどもその性格が大きく変わることはないので、基本的には穏やかでのんびりとした雰囲気を感じるかもしれません。
制服姿はかなり凛々しく、体格も日本人に比べれば大きいですが、日本人から見ると、お人よしの刑事さんがいたりとなかなか面白いです。

フィンランドで暮らす日本人から見ると、昼間見かける警察官はコーヒーを飲んで休憩をしていたりと、日本の警察官が勤務中にそうした姿を見かけないこととのギャップがあるといいます。
コーヒーを飲めるだけ事件や事故がなく、穏やかな1日だということでしょう。
フィンランドの人によれば、警察官が週末に聞き込み調査などの仕事をすること自体が意外というくらいですから驚きです。

酔っ払いを救っている

もっとも、夜間はパトカーでのパトロールの巡回が忙しくなります。
特に冬場はバン型の大きなパトカーが市内を走り回るのですが、これはなぜでしょうか?
これは路上で寝ている酔っ払いを救出して回るためです。

酔いつぶれて寝ているだけなので、救出というと大げさに聞こえるかもしれません。
ですがフィンランドは南部のエリアであっても、マイナス20度を下回ることは珍しいことではなく、とても危険なのです。
酔っ払いを放置しておけば、朝には凍死してしまうでしょう。

そこで警察官の出番ということで、寝ていて車に轢かれたともなれば、救急隊の出動になりますが、酔っぱらっているだけですから、ある意味特別待遇といえるかもしれません。
日本では巡回中にたまたま見つけて注意を促すことはあっても、わざわざ救出に回ったりはしません。
それだけ、夜中の事件や事故の発生件数が多くないということなのでしょう。

治安はいい国だけれども…

このようにフィンランドは治安が良い国というイメージが大きいのですが、実際問題として、日本人をはじめとする旅行者が狙われることは少なくありません。
都市部の観光地などでは、旅行客を狙った置き引きや窃盗被害が多数発生しているのです。

もっとも、警察に被害届を出しにいくと、相変わらずのんびりとした対応かもしれません。
慣れない現地の言葉を使いながら、絵を描いたりして状況を説明しつつ、被害届を書くにも一苦労していると、頑張れと励ましてくれたりするのがフィンランドの警察官です。

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